みかんの皮で、キッチンマジック
寒い日が続くと、ストーブのそばが居心地よくて、煮込み料理が次々。
柔らかな炎の暖かさに、気持ち良さそうに寝息をたてるエル。私は、といえば、年初めに精錬したスカーフを少しづつ染めています。
今日は、乾かしながら貯めておいた、みかんの皮をたっぷり(スカーフの重さの4倍量)と使って・・・
みかんの香りの癒しの染めです。
<染め方>
1、スカーフが泳ぐ位の量(約3L)の水で、みかんの皮を煮て染め液を作ります。
コトコト煮込んで、家中がみかんの香りで満たされた頃。火からおろして皮を取り出します。
2、手が入れられる位にさめた染め液に、濡らした白いスカーフ3枚(3色分)を入れてなじませ、火にかけます。
3、手を入れて、熱い!と感じる温度になったら火を止め、写真のように時々混ぜながら、冷めるまで待ちましょう。
麻や綿素材は、ここで沸騰させて煮込みます。シルクは浸しておくだけでよく染まります。
4、水に少量の媒染剤を溶かして、媒染液を作ります(今回は3種類)
その中に、洗ったスカーフを10〜15分浸しておくと・・・あ〜らっ、不思議!
薄茶色に染まったはずのスカーフが、銅媒染液の中で、こんな若草色に!
あとは、すすぎ洗いして、軽く脱水。
4の要領で、鉄媒染すると左上の淡茶色。みょうばん媒染で下のクリーム色。
一度に三色のスカーフが完成〜♪ 魔法のようでしょ?
干して乾かすと、さらにやさしい色。。。
『キッチン染めを楽しむ12か月』では、アラン編みのセーターをリメイクしています。ウールは媒染も沸騰させないと染まりませんので、ぜひ、参考に。
みかんの皮。袋に入れてお風呂に浮かべると、立派な入浴剤になりますよ。体が芯まで温まってお肌つるつる。捨てる前にこれもお試しあれ!