お答えします。
「テレビ見ました〜」 思わぬ方から思わぬ質問をいただきます。
ぬいぐるみも染まるんですか?(大きく映っていましたものねぇ)
いいえ(笑)別珍と呼ぶコットンを、庭のローズゼラニュームで染めて、愛犬 エルに見立てて手作りしたものです。胴体と耳が色違いになっていますでしょう? 媒染をかえることで得られる2色です。番組ではびわの葉茶で媒染方法を紹介しました。
アナウンサーがしていた↑スカーフお似合いでしたね。巨峰の皮で染めました。3房分くらいの皮と酢酸水を加えてミキサーにかけ、できたジュースの中に2時間くらい浸しおくと染まります。色がうつろい易いのが難点ですが、、毎年染めたくなります。
リポーターの菅野さんがまとっていたスカーフはウール。秋らしく、ワイルドストロベリーの葉を鉄媒染して、ピンクがかった茶色にしてみました。
さて、
これは↑↑赤ワインの色。 なんと、8年前 NHK ”おしゃれ工房” で 紹介したシルクオーガンジーのスカーフ。染め色が私に合わせるかのように移ろってくれるので、ずっと愛用しています。 今回は、西田碧さんから習ったビーズの縁飾りをつけて再登場。
むずかしそうな染めですが、小豆でお赤飯を炊いたり、クチナシの実で栗きんとんを色付けしたり、パエリアを作るときはサフランを入れて、と、知らず知らずに皆さんも染めをしています。
黒豆を煮るのに古くぎを入れると真っ黒に仕上がるのは、釘の鉄分のおかげですし、赤かぶがピンクに染まるのはお酢の力。これってまさしく媒染です。
そう考えると、キッチンにいることが、ますます楽しくなってしまうのです。