藍熊さんのスカーフ

母の畑の藍は、ぐっと枝を広げて順調に育っているようです。

藍って不思議ですね。生葉のジュースに浸しておくだけで、シルクやウール、ナイロンが水色に染まるのに、木綿や、麻・和紙・レーヨンは染まらないのですから。。。

ところが、生葉ジュースを還元させたアルカリ性にするとコットンなども染まるんです。

7月の『藍の生葉染め教室』ではそんな体験もしてほしい、と思っています。

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先日、浅草の藍熊染料店を訪れました。

藍熊さんは、水に溶かすだけで藍染めができる”大和藍”を開発した、江戸時代から続く歴史ある会社。染料の他、染めにまつわる材料や道具を、巾広く扱っています。

開業当時は「越中屋」という漢方薬のお店だったそうですよ。藍が胃薬や解毒に使われていたことがわかりますね。

著書『ハーブ染めの贈り物』では、スカーフや媒染剤を提供していただき、染め方原稿のチェックまでしていただいたご縁があります。

なつかしくて、近くを歩いてみました。

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駒形橋から眺める景色がずいぶん変わりましたけど、下町の情緒にふれて、なんだかほっとしました。

藍熊さんの夏のスカーフです。

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(左)綿100%薄手大判ガーゼストール size 53×185cm

(右)麻混レーヨン.スラブストール size 50×160cm

価格は共に 一枚 ¥700(税別)

『藍の生葉染め教室』でスカイツリーの向こうに広がる”空色”に染めてみませんか?

<注>

2015年5月現在、ストールの価格が変わって¥800(税別)です。

6月のハーブ染めレッスン

先週の『ハーブ染めレッスン』は、霧雨が降ったり止んだりイギリス風。

朝摘みハーブをたっぷり使って、生徒さん2名と優雅な香りの一日を過しました。

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レモンバームが240g

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タイムが220g

染めるエコバックの重さが約50g。いつもは2倍量くらいのハーブを使って染めますけど、今回は約4倍量。

さて、どんな色に染まるのかしら? 楽しみです。

まず、キッチン鋏でハーブを細かく刻みます。

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水切りゴミ袋にハーブを入れて、袋が浸るほどの水でコトコト煮込んで染め液を作り、手が入れられる温度に冷まします(ハーブは絞って袋ごと捨てる)

その間に、↓エコバックに絞り模様をつけ、水に浸して濡らしておきます。

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焼きみょうばん3g弱を少量の熱湯で溶いて、染め液に加え、エコバックを入れて馴染ませたあと、火にかけて沸騰したら10分煮込み、時々かき混ぜながら、手が入れられる温度になるまで自然に冷まします。

あとは、絞りをほどいて流水でよくすすぎ洗い。乾燥。という手順。

今回は「媒染を変えるとどんな色になるのでしょう」と、いうことで、持ち手の部分に注目!

鉄媒染の水の中でゆらゆら20分・・・

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(左)タイム・Sさん作 (右)レモンバーム・Aさん作

色のにじみ具合がいいで~す。と、配色したエコバック”に感激。

なのに、、すっかり日が暮れて、、きれいに撮れなくてごめんなさ~い。

あくる日。

世界にたった一つのエコバックが乾きました。鮮やかな黄色にびっくりでした!!のメールに、ひと安心。。。

今、庭はまさしく染め頃です。

分量にとらわれず、みなさんも試してみてください。

染料は庭から

蒸し暑い夏がやってきました。

先週のまとまった雨で、ほっとしたような今朝の庭です。

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これから、どんどん茂って、小さな庭は狭いだけに大変なことに・・・

そんなこともあって、

今週は、茂り過ぎたフレッシュハーブを使って『ハーブ染め』のレッスンをいたします。

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染めるものは、まち付きのエコバック。 ハーブを煮ているあいだに簡単な絞り模様をつけます。

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まとめて、今日は、染まりやすくする精錬作業をしました。

興味がありましたら、ご参加くださ~い。

藍の成長、言い訳です。

気がつくとバラが終わって、6月。

藍の生葉染めレッスンへのお問い合わせ、ありがとうございました。

確かに、3週間もブログが途絶えていると、もしかして老犬のエルに何か起こったのでは?と、思われるかもしれませんね。

大丈夫! 介護は続いてますけど、好きな仕事ができるって、うれしいこと。

詳しくは言えませんけど・・・

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こんな素敵なプリントたちに囲まれて、締め切りと闘っていました。

さて、本題です。

4月16日に蒔いた藍です。

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梅雨入りした途端  (雨が降らないのに・・)大きくなって15cm前後。

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テストで、5月10日に蒔いた↑↑藍の背丈は 約10cm。

どちらも、大きいプランターに植え替えたほうがよさそうです。

あさって、横浜の母の庭に行ってきます。畑の藍はどうでしょう?

それから、レッスンの日取りを決めたいと思います。