藍は人をつなぎますね。
ホームページでご案内した土・日の『藍の生葉染め教室』は、結局、一週間行っていて、母が育てた、畑の藍が大活躍でした。
皆さんの作品。一部ですが、、紹介します。参考にしてみてください。
布バックの5倍量を使って染めた方
残液でガーゼの大判ストールも染めました。これでプランター2個分の藍です。 生葉で染まる色はこんな水色から青色の範囲です。
同量の葉を使うと、やさしい水色。
なぜか、この柿渋染めが格子になったレーヨンスカーフが人気で、ほとんどの方が染めました。
同じスカーフでも葉の使用量で、こんなに色の差が、、
生育状態にもよりますが、ブルーグリーンは1,5倍。深いブルーは3倍量。
染め色は、浸す時間にも関係します。かといって、長く浸し過ぎると色が戻ってしまうので、1時間以内で染め上げましょう。
輪ゴムで絞って、オリジナル模様にすると楽しさが増します。
輪ゴムを外して、はじけるようにハート柄が表れたときは、大歓声!でした。
さて、
How to Dyeing
1、葉と水をくわえてミキサーにかけ、青汁をつくります(何回かくり返す)
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この青汁の中に浸すだけで、シルク・ウール・ナイロンが染まります。
けれど、綿・麻・レーヨンは染まりません。
そこで、 <コットンや麻・レーヨンを染める方法>です。
まず、1で作った青汁をアルカリ性にします。
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青汁に、ソーダ灰を入れ、暗い色に変化するのを見ながら、もうこれ以上変わらない状態になるまで 少しずつ加える( 青汁1Lにつき2,5g くらい)
次に、還元剤を入れます。
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ハイドロサルファイトコンク(青汁1Lにつき5gくらい)を入れてよく混ぜ、 ラップで蓋。
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待つこと30分 → → → 透明感のある緑になったら染め頃↑↑です。
*スカーフは、あらかじめ水に浸けてよく濡らしておきます。
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スカーフを入れて5〜10分浸す→絞る→はためかすように広げて空気を通す (空気で酸化)
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染め液に戻して5〜10分浸す →絞って→ 広げて→ 10〜20分干す(好みの色になるまで繰り返す)
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流水ですすぎ洗い(水中で酸化) 脱水して、風通しのよいところに干します。
*すすぎの途中、1Lにつき茶匙1杯の食酢を入れた水に5分ほど浸すと、冴えた色になります。
ふーっ。。。カットが多くて、、、
『ハーブ染めの贈り物』18ページの中で、解説文だけにしてしまった訳が、ようやくよみがえってきました。
やってみると簡単です! 夏ならではの染めをどうぞお楽しみください。
今日は海の日なので、
おまけ。
レッスンがはじまる前のキッチンです。朝の日差しが眩しくて、、、
これ? ニューカレドニアへ撮影に行った夫のおみやげ。
天国にいちばん近い島に住む人が染めたインディゴのパレオは、ラグーンが広がるおおらかな海の色です。