12月の染めレッスンは、紫根と蘇芳。

寒くなりましたね。

我が家はリフォーム中で、庭の草花が踏み倒されて、晩秋の寂しさがそこかしこ。

12月の染めレッスンは、アルカネット(紫根)と、ブラジルウッド(すおう)を使います。

染めてみたい素材を持って、ご参加くださるのが一番いいのですが、

特にない方は、HPの<レッスンのご案内>に紹介したものを選んでください。

その中のハンカチーフを (すおう) で染めてみました。どんな色に染まるの? の参考にしてください。

original2030

左から、みょうばん、鉄、銅媒染です。

(紫根)はこんな色↓

original2034

木綿や麻は、とてもやさしい染め色。

色見本にご注目↓↓ シルクやウールは、ガラッと変わって、深い色合いになります。

original2037

上段が木綿。中段がシルク。下段がウール。違いがおもしろいでしょ?

(AL)はみょうばん媒染 (Fe)は鉄媒染 (Cu)は銅媒染の記号。

いろいろな条件で色々に染まることを、学んでもらえたら。と思っています。

木綿・麻を染める場合、30分〜1時間熱湯で煮沸すると糊が取れて染まりやすくなります。なお心配な方は精錬剤を加えると完璧です。

それも、レッスンいたしましょう。

編み上がりました!

ハーブ染めをした毛糸で、何ができたと思います?

original1999

じゃ~ん ♪

original2028

クッションです。

染めて、貯まっていく毛糸たちが出会った場所は、ひだまりのソファー。 昔編んだクッションと馴染んでいるのは,自然という共通項をもっているから。

original2012

私はガーター編み専門ですが、、パンヤの大きさに合わせて、お好きな編み方で編んでみてください。

二つ折りにして、両サイドをとじて、袋にします。

original2027

パンヤの入り口は、カギ針で細編み。

表からも裏側からもボタンが見えるのが、デザインのポイントです。

ほんとは、とても忙しい11月だったけど・・・ふりかえると、豊かな時間が流れていたなぁ。なんて

染めのマジック? それとも編み物のマジックかな?

紫根染めのストール

今月は、打ち合わせやリサーチ、街をキョロキョロと歩きまわる日が多くて、

思わず、ワインカラーのニットのワンピースを買ってしまいました。

考えたら、組み合わせるものがなくって、、、。

アルカネットで、ストールを染めてみました。

original2023

いかがでしょう。

庭のハーブではなかなか出せない色です。

original2026 original2022

アルカネットはこんな↑形、紫根(しこん)の名前で染料店で。

水に溶けない色素をもっているため、専用アルコールに一晩浸して抽出させます。(消毒用のエタノール代用 OK)

original2025

麻のハンカチーフ(下)も染めてみました。

シルクやコットン、毛糸。素材によって染め色が違うのも、染めのワクワクするところです。

ご案内はまだですけど・・・

12月の染めレッスンは、こんなことをしたいと計画中。

ハーブ染めの毛糸で

毛糸のふわっとした感触が、ほっこりとする季節になりました。

若い頃は好きな人のために、けなげにセーターを編んでいたなぁ。。。なんて

思いついたように、編み物をしています。

original1993

ひたすらに指を動かしていると、なんだか心が落ち着いて、締め切り間際のデザインやアイデアが、ふわ~っと浮かんでくるから不思議。

テクニックは、表編みをくり返すだけのガーター編み。

original2007

毛糸は、庭のハーブや台所のスパイスで染めたウールやモヘア、アルパカもあればカシミヤも・・・

今は消えてなくなったハーブもあったりして、時の流れも編み込んでいます。

さて、何ができるのでしょう? それより、、いつ編み上がるのかしらん?

original1991

毛糸を染めるときのアドバイス

毛糸は染色・媒染ともに加熱しないと染まらない特徴があります。なのに、縮んだりフェルト化しやすいので注意が必要。 染色と媒染を一度で行う”同浴染め”がおすすめです。次の点にも注意しましょう。

・染める前に浸す水は、ぬるま湯にする。

・煮込んだ染め液は、お風呂の温度くらいまで下げてから毛糸を入れる。

・煮込んだ後の毛糸は、染め液が冷めるまで置いておく。

・すすぐ時は、やさしくふり洗い(押し洗いはだめ)

・手絞りは軽くして、洗濯機で脱水する。

・アクリル100%の毛糸は染まりません。