キッチン染め
健康茶、小豆、ピーナッツの皮・・・
私の染めは、大体がキッチンにあるもので楽しめます。
媒染剤は、漬物用の焼きみょうばんと、市販の木酢酸鉄。
時間があれば、木酢酸鉄も手作りします。
そんな私に、日本経済新聞社から取材のお申し出があって、今週は、キッチンでテスト染めをしておりました。
染め上がりを、ざっとごらんください。
キッチンから生まれた色たちです。
紅茶、緑茶、コーヒー、カモミールティー、クチナシの実、玉葱の皮、
中でも、染めていて楽しかったのは・・・
りんごとナス。 記者のMさんのご要望です。
りんごは3個分の皮で染めもの。中身はジャムに。りんごの爽やかな香りと、やさしい染め色にほっとしました。
ナスも皮だけのほうが鮮やかにそまります。
細かく刻んで、煮込んで染め液を作ります。 中身は蒸し器で蒸して、夕飯のおかずに。
9個のナスは食べきれず、
パーティーで出会ったトルコの味 ”ナスのサラダ” も作ってみました。
染まり具合は? というと、 みょうばんで花の色そのままの薄紫。鉄でブルーグレー。 キッチンではめったに得られない色です。
捨てるものが、こんなにバラエティー豊かな色に染まって、しかも料理もできて、と、充実感がいっぱい。
茹で汁を染めに使った黒豆も、柔らかく煮上がりました。
さて、一日が終わって、
ナスのサラダのレシピを教えてくださったmidoriさんに、美味しくできた報告を写メしました。ら、ら、トルコのはナスは焼いて、ナスとはわからないくらいに滑らかに潰す。とのこと。全然ちがってました。。。
でも、おいしければ大成功よ!! なんか、うれしいお返事。
染めも同じです。
どんな色に染まっても、染まれば大成功!!
夏休みの計画の中に、”染め”て驚く一日があったとしたら、どんなに楽しいことでしょう。