『紅花染め』レッスン
東京に雪が積もるなんて! この冬初めてですね。
こちら、海沿いの朝は、大雨に強風。
打ち合わせが延期になるのも、無理ありません。
なので、きょうは『紅花染め』のお話を。
先週のレッスンにご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
紅花(サフラワー)は、花びらに黄色と赤の2つの色素を持つ特別なハーブです。
特有の紅色は、まず、黄色い色素を洗い出すことから始まります。
前日、花びらを3時間くらい水に浸し (この漉し液は黄染めに使用)水洗い。
水を替えながら、揉むこと半日。
水が透明になったようでも、しばらくすると黄色が出てくるので、しつこくもみ洗い。
翌日。 あと、一息。
と、いうところからレッスンを始めたので、皆さんは多少楽(?)だったかも。。
袋に入れた、この⇧絞りかすのような花びらを、アルカリ水に浸して赤い色素を抽出。
さらに、酸で中和させて発色。 その中に浸して、ようやくピンクに染まります。
複雑な手順を踏んだ甲斐があり
目がさめるような色たち。。すすぎ洗いの手が弾みます。
残液も染まりそうな勢いで、、全員、シルクコットンのストールを投入!
あれあれ、ポーチとハンカチ、サシェの3点セットのはずが、4点セットに。
予算オーバー、大丈夫でしたか〜。
日光堅ろう度が弱いため、古くは着物の裏地などに使われたそうですが、
いつの時代にも、こうして魅力に溢れた、貴重なピンクなのです。