栗の茹で汁で キッチン染め
雨は止んだかしら? 気温19℃ 肌寒いです。
さて、先日の「栗の茹で汁で染め物が・・」の続きです。
草木染めは、栗のイガを何回も煮出して濃い染め液を作ります。けど
私は、美味しく食べることが最優先・・・
栗でも、黒豆でも
茹で汁を見て、これは染まりそうだなぁ。。と感じたら
捨てないで、とりあえず取っておき、染めて見ることにしています。
この季節なら、二日は持ちます。
みょうばん媒染で、栗の中身そのものの色に・・・
鉄媒染で、グレーに染まります。
なぜ、濃淡に染まるか?と 言いますと
木綿や麻は、普通に染めると上方の淡い染まり方。
けれど、タンパク質を付着させると、シルクやウールと同じ状態になり
よく染まり濃色が得られる、という訳です。
染色の世界では呉汁を使いますが、豆乳で大丈夫!
布は洗濯して、水に濡らしておいてください。
3~4倍の水で薄めた豆乳液に、布を浸し、ときどき揉みながら1時間。
洗わずに脱水して、天日に干して手早くパリッと乾かしておきます。
染める時は、水で濡らしてから・・・
すぐに染めなくても、一年くらいは持ちます。
麻やコットンを、秋らしく深い色に染めたい方、お試しください。
下地染めした布と、してない布端を同時に染めて
和菓子に合う、ティーマットを作りました。
かれこれ10年経ちますけど、使い続けています。