藍の種 さしあげています。

朝夕の寒さが 少し柔らかく感じます。

もうすぐ、桃の節句ですものね

小さな土鈴のお雛さまを出して、春を待っています。

藍が眠っている 箱も開けてみました。

殻を揉むと、ツヤツヤした茶色の種が弾け出て、ひとしおの喜び・・・

今年も藍の種 さしあげています。

ご希望の方は、返信用の82円切手を同封の上、封書でお申し込みください。

このフレーズ、17回目が言えたことが嬉しいです。

多めに必要な方はその旨をお伝えください。

ご応募、お待ちしております。

冬の寄り道

浅草に行く時は、上野で地下鉄に乗り換えます。

講習会が終わるのは夕方ですので、いつも上野はスルーです。

ところが、この日は違います。

公園口からすぐの国立西洋美術館へ寄って前売り券・・・と思ったのです。

この美術館は ル・コルビュジエの設計によるもので 2016年にユネスコ世界遺産に登録された建物。

何度も訪れているので、ロダンの彫刻群が見えてきて、ふと 、足が止まりました。えっ、、

あーっ! 休館日でした。

めげずに歩いてパンダのいる動物園へ、こちらも休館、、

ご存知 すごい人出で有名な桜の名所も

この通り、、、

冬ならではの光景に出会えて、かえって良かったのかもしれません。。

* *

国立西洋美術館。残念でしたけど、、

フェンス越しに、この建物の施工に携わった夫のお父さまが偲ばれて、ノスタルジックな気持ちになりました。

柱で持ち上げられたコンクリートのピロティと、空中に浮かんだような四角いフォルム。

60年前は、鉄筋コンクリートという素材は革命的だったのですね。

画家の心を持った建築家 ル・コルビュジエ

パリから送られて来た設計図面はわずか12枚、しかも寸法が入っておらず、日本の弟子たちが苦労したようです。

また、会いに行きたいと思います。

寒い日は 縫い縫い

寒いですね〜。

ニュースでは、雪になりそうな・・・

こういう曇り空の日は、お家の中でヌクヌク 針仕事が進みます。

今日は、縫い絞り。

チクチク縫うだけですが、、別々の針と糸で縫い上げるのがルール

針を付けたままにして 最後に一緒に糸を引き締めると、きれいに絞れる。という寸方です。

そんな作業のお供を、手作りしました。

フェルトのニードルケース。

針刺しがわりに、針の収納に  縫い縫いには便利です。

色違いも作りました。

お気づきでしょうけど・・・このブルー、庭の藍の色なんですよ。

* *

3年前の夏、8月でした。

藍の葉でテスト染めをした時の写真です。

緑葉の使用量で変わる 染め色の違いや

「生葉染め」で染まるウールやシルクを

ハイドロ建てをした中で染めてみたら?という実験・・・

結果は、同じ量の緑葉を使って 濃く染めたいのなら、ハイドロ建てが良い。ということでした。

予想していた通りでしたけど、、試して見たから言えるお話です。

テスト用の端きれとは言え、きれいなグラデーションブルーです。

いつか 何かを作りたい と考えていました。

時を経て・・・

あらっ?

染めた当初より、ブルーが熟成(??)していることに気がつきました。

やはり 天然染料は息をしているんですね。

休眠中の藍の種。そろそろ箱を開けてみましょうかね。