紫陽花の咲く頃
雨が似合う あじさいの季節になりました。
どういう訳か、本州で唯一 梅雨入りしているのが、関東・甲信越地方・・・珍しいですね。
なので、少し湿っぽいお話、、
先週末、二宮在住のヴァイオリニスト・白井英治さんの追悼コンサートが二日間に渡って行われました。
演奏家として、多くの音楽団体と交流を持ち、熱心な指導で音楽家を育ててきた白井先生。
亡くなったのは昨年5月でした。
小田原・秦野・平塚 近隣の音楽ファンには居なくては ならない方でしたので
私も残念で 、新しくなった市民ホールもみてみたい気持ちとで、小田原 三ノ丸ホールへ出かけました。
1日目/4日は、弦楽アンサンブルやピアノ、ホルンやマリンバ。
サプライズで、ありし日の白井先生の”ロンドンデリー”が 静かに流れて、悲しい音にしんみり・・・
2日目/5日は、ヴァイオリン、チェロのソロ。壮大なオーケストラ、そして大合唱でフォーレのレクイエム・・・
ゆかりの方々の演奏は素晴らしかったけど、重すぎちゃって、、、
2階・ロビーから見える小田原城や、遠くに広がる箱根の山々に ちょっと救われました。
帰りは、目の前の小田原城址公園へ
運よく、花菖蒲が見ごろでした。
山の中腹には色とりどりの 紫陽花がこんもり・・・
中でもこの色↑↑が一番好きなのですが・・・
この日は、こんな色に惹かれました。
謙虚でソフトな白井英治さんを思わせるやさしい色。
チャリティーという言葉が似合う音楽家でした。