春の暖かさと冬の寒さ。季節が動いているのを感じますね。
先日、歩いていたらミモザが花盛り。 また、園芸家の光江さんを思い出しています。
この切り抜きは、文化出版局「ミセス」の姉妹版「ミマン」3月号の巻頭ページ。
1998年のことです。
光江さんが育てた花と、私の手芸作品のコラボ。
花で絵を描くような光江さんのアレンジは、時を超えてゴージャスです。
翌年、光江さんは『まるで小さな庭のような鉢植え』を
私は『暮らしを楽しむハーブ染め』を、同じ文化出版局から出版したことが、いい思い出です。
夫同士が気の合う仕事仲間で、その前からの長いお付き合い。
センスのいいお庭に伺うたびに親交が深まり・・・
帰りはいつも、車から飛び出すほどの花々をくださいました。
一緒にリースを作ったり、海外の書籍を買い集めたり
私までガーデン熱にとりつかれていきました (かなり昔の写真です)
ハーブで染めてみようと、思いついたのもそのお陰で
誰よりも光江さんに褒めてもらいたくて、多くを学んできたように思います。
「せつ子さん、次はバラよ!」「バラが家を覆い尽くして、出られなくなるのが夢。。」
そう言って、チャレンジしている矢先か、途中、、ご主人が他界。
次の春、遊びに行くと・・・
まるで夢の庭園に迷い込んだような、美しいバラの庭が出来上がっていました。
苦難とさみしさを庭への情熱に変えていたのだと思います。
力強い色彩感覚で、何冊もの著書を出しては
「せつ子さんから質問されないように、詳しく書いたよ〜」
などと、冗談に笑かされていた頃がとても懐かしいです。
中でも私のお気に入りは『Floral Potager』
花咲くポタジェの庭を、走り回る女の子の姿で始まるこの一冊。
「2歳になる孫の女の子と遊んでいま〜す」の年賀状が印象的で、その秋に届いたご本です。
そして、絵画にも
光江さんパワーが・・・我が家にはたくさん宿っていることに、気がつきました。
難波邸の原種のチューリップ、今年も咲いてくれるといいな。。。