世界の絞り

ギリギリ「世界の絞り」展に行ってきました。

9月4日(月)まで開催しています。ただし3日(日)は休館。

あと、2日しかありませんね。

場所は、新宿・文化学園服飾博物館

新宿駅・南口か新南口より 徒歩7分。

この地球儀が見えたら 入り口「SHIBORI」のポスター

1階展示室が、日本の絞り。

多彩な染め色と絞りの着物。さらに刺繍を加えたり、

すごいなぁ。。。緻密な職人技にため息ばかり。

絞りの技法の映像エリアは人集りで、男性も多くて意外でした。

2階が、25カ国の世界の絞り。

民族的で技法は繊細、なのに素朴で温かい。。。

藍染めが多く使われているのは、虫除け、日除けが目的

というのも興味深いです。   時間があったら、ぜひ!

パクチーとバジル

暑いですね〜。

まるでタイに旅しているような蒸し暑さです。

今、ちょっとしたブームになっているパクチー。

芳香が独特で、好きな人と苦手な人がはっきり分かれていますね。

パクチーはタイ語、ハーブ名は英語でコリアンダー。

中国語でシャンツァイ、フランス語でセルフィーユと言います。

染めに使われていたと聞いて、何色に染まるんだろう?気になっていたところ。。

ちょうど1週間前、

横浜に出かけて、ブラブラ中華街まで歩いていたら

偶然  友達がオーナーのレストラン ”PHAKCHI JO’s”を発見!

入って又びっくり! その名のとおりメニューがすべてパクチー入り。

どこのテーブルも、パクチーの葉を浮かべたビールやモヒートで盛り上がり、楽しそう。

こちらもつられて、いろいろオーダーしてしまいました。

これは↑↑ タコのカルパッチョ

 

ベーコントマトのサラダに、牛肉とガーリックの焼き飯・・・

美味しさもさることながら、

満腹なのに、食後のすっきり感が、なぜか不思議。。。

店長さんに伺ったら、パクチーソースにあるのでは?とのお話。

なるほどね。。。

思いついて、庭のスイートバジルで、ジェノベーゼソースを作りました。

葉っぱに、松の実、ニンニク、パルメザンチーズ、オリーブオイル、塩を加えてペースト状にするだけ。

バジルの葉だけでなく、シソの葉などで作っておくと、隠し味にいいです。

オリーブオイルは、脂質はありますがコレステロールは0だから安心。

簡単にできますのでお試しください。

葉っぱ約100gでこれだけ。

薄いシート状にして凍らせておくと、パキっと折って使えるので便利です。

この後、

パスタを茹でて、ブレンダーにこびりついたペーストを絡めて、

お一人様ランチしました。

 

ちなみに、バジルの葉で染めても淡い染め色です。

なので、美味しく食べましょう。

8月の台所

雨が降って、少し土が潤ったからなのかしら?

8月はレタス以外、野菜を買ったことがないような気がします。

うれしいことに、ご近所さんから色々。。。

なくなる頃、また、 どこからかいただくので、ありがたいです。

私がお返しできるのは、庭のバジルとルッコラ、赤紫蘇のサワージュースくらい。

 

このミステリアスな赤ジソの葉色に魅せられて、以前はよく染めていました。

この夏は、梅酢で”ゆかり”を作りたい方が現れたりして、需要が再沸騰!

先日も母の畑へ、赤紫蘇を採りに行ってきました。

藍の二番刈りは、もう少し先のようなので、

そのあとブルーベリーの実を摘んだり

冷凍保存しておいた実で、ジャムを作ったりして過ごしました。

予想どうり、ピーマン、トマト、なす、キュウリ、かぼちゃ、長ネギ、ミョウガに、トウモロコシ。

帰りの車の中は、母が育てた野菜でいっぱいでした♪

我が家のゴーヤですか? 初収穫3本しました。

悲しいかな、、そのあと1本も実っていません。

けど、3日に一度、いや2日に一度くらいチャンプルー。

これも、ご近所さんの緑のカーテンのおかげです。

なので、味に変化を持たせないとね。

ピリっ!と刺激的な辛さにするには

ユミグーさんの手作り ”コーレーグス” が、役に立っています。

話が飛びますが・・・

今日、果樹公園の果物の配布会がありました。

市場価格の半分で買えるとあって、朝から長蛇の列でしたけど、並んだ甲斐がありました!

初デラウェアと梨。 甘さが濃くてとてもおいしかったです。

葡萄の皮も、染まるんですけどねぇ。。。

・・・ベジな台所のおしゃべりでした。

海からの贈り物

雨欲しい。。のつぶやきが、天に届いたのでしょう。

あくる日、午前中、2時間くらいざんざん降り。

やったー! 庭の木々がホッとした様子で、こちらもひと安心。

涼やかな風が立って、仕事がはかどりました。

夕方。

雨上がりの、海へ。

波打ちぎわをのんびりと歩いて、ビーチグラスを4つも拾いました。

カモメが多くて、、ついて行くと、

ピョンピョン、ピチピチ波の間に光るもの。。

いわしです!

大慌てで、ハンカチを結んで手提げにして、

打ち上げられるのを待って、拾い集めて、と、時間を忘れて獲りました。

夫はビール調達。 私はキッチン。

さ〜っと、から揚げして、即、ベランダ!

油が足りなくて、見た目はイマイチですけど、、

外で夕飯。たまにはいいねぇ。。。って

なんだか、気持ちが潤いました。

 

嘘のように、今日は暑いですね。

来週はもう8月。どうぞ、お体にお気をつけて!

雨、欲しい。。

こんどは新潟地方に大雨被害。お気の毒です。

平均して降ってくれたらいいのに、、、

こちらは、雨がないまま、梅雨明けして一週間。

流れ込む水が少なくて、乾燥した海岸

めずらしく、草ぼうぼうの浜辺を歩いています。

ぼうぼうといえば、

我が家の庭も・・・

雨、欲しいなぁ

今日も、仕事場の窓辺でつぶやいています。

 

海の日連休

蒸し暑いですね。

アイスクリームがすぐ溶けます。

先日の3連休は、夏休みにぴったりな猛暑でした。

ミシンの修理が遅れたり、手芸材料が届かなかったり

連休はみんながお休みだから、私もしかたなくお休み。

映画 ”ボンジュール、アン” を見てきました。

時間に押しつぶされることなく、フランスの美しい風景や名所を巡り

美味しいワインや料理を味わううちに、人生を振りこれからを考える。

という洗練された寄り道ストーリー。音楽も素敵でした。

20数年前、同じルートで夫とドライブしたのを懐かしく思い出して

昔使った地図を広げて、もう一度旅をしました。

この時代にスマホがあったら便利だったでしょうねぇ。

 

この連休に、プランターの藍の一番刈りもしました。

刈り取った後は、お礼肥をパラパラ。

葉は乾かして干し葉にしました。

晴れた朝始めて、天日に干して1日で乾かすのがコツです。

そのままにすると花芽が立ち上がり、花が咲いてしまいます。

丈夫な種を取るなら、二番藍以降の花からが良いようです。

暑いので、くれぐれもお気をつけて!

手芸っておもしろい

豪雨の被害 大変ですね。九州の方々には申し訳ないほど

こちらは雨が少なくピカピカのお天気。

眩しくて、3日間簾を下ろしっぱなし。

今日は、作った藍の乾燥葉をもう一度日に干して

乾燥剤とともにビニール袋に入れて保存しました。

それと、可愛いものが出来上がりましたのでご覧ください。

金魚のアップリケをしたソーイングケース。

目が大き過ぎましたけど、、一日で仕上げました。

25番刺繍糸の他、水草はラフィアと8番刺繍糸

金魚は綿のオーガンジー、

ぜーんぶ材料がセットになってるから、できたのです。

広げると、中はもっと手芸家下田直子さんの世界….

どこにでも手に入るセットではないので….このへんで

日本ヴォーグ社の『手づくり手帖』には、

毎回、このようなこだわりのある素敵な材料セットの付録がついてきます。

次号は8月。

興味のある人は、『手づくり手帖』で検索してみてください。

次の次の号は11月。この初冬号に、『キッチン染め』を紹介します。

と、言っても・・今週プロセス撮影が終わったがばかり

いっぱい悩んで、作品づくりを楽しみたいな と思っています。

 

きょうは、七夕でもあるんですね。

天の川は見えませんが、月はまん丸できれい。。

スターフラワーの別名を持つ、ボリジの花をサラダに散らして、気分をあげました。

一番刈りの藍で ”生葉染め”レッスン

今週は、畑の藍を使って生葉染めレッスンをしました。

生葉染めは、藍の鮮度が命なので

毎回、横浜まで採りに行くのが大変でした。けど

3日間とも、雨に遭わずラッキーでした。

参加された皆さん、ありがとうございました。

藍は酸素で発色します。

染めた後、よく絞るのも

素早く広げて

ハタハタはためかせながら、しばらく干すのも

流水でよく水洗いするのも

空気や水の中の酸素に触れさせるための大切な作業です。

たったこれだけのことでも、

それぞれブルーの染まり具合が違い、楽しい発見だったと思います。

それが、その人らしいブルーになるのが、不思議でしたね。

いくつもの色が重なり合う天然の藍は、深くて複雑。。。

だから、おもしろい。。。

 

二番刈りは8月半ば、、暑いでしょうね〜

ビーツで染めてみました。

”子どもと親の環境教室”  の代表をしている Sさんから

愛(藍)の種ありがとう!のメッセージと、ボルシチで知られている ビーツをいただきました。

『食べて!』というより、『染めて!』と言われているようで

両方を試すことにしました。

テスト用のスワッチ、刺繍糸、スカーフ 全部で25g。

焼きミョウバンを溶かして作った媒染液の中に浸して、先媒染。

食べる方を優先にして、染め液は片手鍋で作りました。

皮を剥いて、厚めにスライスしたビーツ200g(皮も使います)

水に入れて火にかけ、沸騰したら20分ほど茹でて

冷めたらザルで漉して、一番液を作ります。

ビーツを食べてみたら、柔らかく、ほんのり甘いほうれん草味。

どうして食べたらいいのか? 初めての味です。

茎も染まりそうなので

細かく刻んで、さっきの漉しカスと一緒に、水と食酢1カップを入れて20分ほどコトコト。

漉して、一番液に足して、1.4Lの染め液を作り、染めました。

想像とは違う、オレンジ系。。。

毛糸を入れているから、温度を80℃まで上げて15分Keep

ゆっくり冷ましてから、すすぎ洗い。

以外や以外、どんどん色が流れていきます。

毛糸は鮮やか!  スワッチを半分に切って鉄媒染もしてみました。

はい、出来上がり!

 

左が鉄媒染、右がミョウバン媒染

素材は、上からシルク、ウール、木綿、ポリエステル混綿。

綿は染まらないけど、シルクとウールは染まる。という結果と

ビーツの切り口のような色には染まらないことがわかりました。

 

冷ましたビーツは瓶に詰めて

甘酢を注いで、ピクルスに♪

翌朝、冷蔵庫から出してみると・・・

ややっ! なんと、甘酢が赤く染まってます。

酸性抽出の方が良かったのかしら?

さっそく、このジュースを水で薄め、シルクオーガンジーを入れてみました。

熱めのお風呂くらいに温度を上げてから、火を止め

浸すこと2時間。

こんな 可愛い色に染まりました~。

新しい甘酢を入れたピクルス・・・

今朝みたら、また赤い甘酢に変わってました!

どこまで赤く染まるのでしょう?

味も、デザートのように美味しくなってます!

不思議な野菜ですねぇ。

長い長いお話になってしまいました。

こぼれ種の藍で、生葉染め

梅雨入りして、10日・・・

あれっ! 雨がなく、そよそよと快適な日々。

おかげで、切り戻したハーブは

電子レンジなど使わずに

カラッと

乾燥してくれて、楽ちんでした。

こんな風に、乾燥剤を入れて保存。

いつでも染められると思うと、安心です。

 

ほっとしたのも、つかの間

気になっていた↓↓ こぼれ種の藍。

一本が茂りすぎて、とうとう染めました!

まず、葉だけにして、水を加えてミキサーで青汁を作ります。

次に、麻や木綿を染められるように、アルカリ性にして還元↑↑

青汁の色が緑に戻ったら・・・染めに入ります。

10~15分浸します。

→→

出した時は黄緑色、空気に触れると青く変化していきます。

洗う前に、20分くらい天日干します。

それからすすぎ洗い。水の中の酸素でもっと青くなります。

さらに、酢水に浸してパキッとした色に仕上げます。

写真の上2色は、残液で染めた2色。

葉っぱ60gで、オフ白の麻紐が合計40g染まりました。

一番藍はパワーがありますね。残液でもう一回染められそうでした。

今年初めての生葉染め。

配色してコースターでも織ろうかな。。。

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