藍の生葉で、木綿や麻を染める方法

7月もあっという間でした。

6月末に刈り取った畑の1番藍が、ぐんぐん成長して、先週は2回、横浜の母の家に通って

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二番藍を収穫。乾燥させて、合計480gの干し葉を作りました。

上の写真の奥の方に、赤ジソが見えますでしょ?

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それで、サワージュースを作ったり、配ったり。

 

7月24日と28日は、プランターの一番藍で生葉染めをしました。

朝摘みのパリッとした葉は、発色がとてもきれいなのです。

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刈った後、一週間でこ〜んなに成長します。二番刈りは今月中にできそうです。

うふっ。 この⬆️グローブも染めました。

藍で染めたものは、薄い布でも紫外線を遮断する効果があるそうなので、、。いまさらですけどね。

とにかく、サクサク染まるのがおもしろい。

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葉っぱで、スタンプ模様をつけるのも、童心に帰って楽しいものです。

『 めちゃ 気に入った色 ↓↓ に染まりました〜。』と、写メくださったのはTさん。

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初 ”生葉染め” でバタバタしたそうですが、とてもいい色。。

素材がシルクだから??

次は、コットンや麻のストールに挑戦してくださるといいなぁ。。と、レシピーを添付して返信いたしました。

実際にやってみましたので、皆さんも。

藍の生葉と、ソーダ灰、ハイドロサルファイトコンクという助剤を使います。

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ミキサーで作った青汁は抹茶のようです。まずソーダ灰を入れます。次にハイドロを入れてよく混ぜると、、暗い色に変化します。

私は青汁1Lに付き ソーダ灰 2,5g ハイドロ 5g を使います。が、青汁に含まれる藍分などで変わりますから、目安にしてください。

30分置きます。

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透明感のある緑に変わったら、染め時です。 藍専用のペーハー試験紙AZYを入れて、数値がPH10,8〜11になるのを確かめてもいいですね。 たぶん、うまくいくと思います。

染 色:あらかじめ水に濡らしておいた布や糸を入れ、5〜15分浸します。ムラにならないよう水面下でたえず布を動かします。

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泡立ってきます(藍の華)  畳むように押しつけて絞り、取り出します。

中干し:布や糸を広げて、ハタハタと5〜10分空気に当てます。

水洗い:ざっとすすぎます。

中 和;水1Lに対して、食酢10mlの割合で酢水を作り、その中に5分浸します。

中干し:布を広げて、ハタハタさせ10分干します。

流水ですすぎ洗い⇨脱水⇨天日に干して、できるだけ早く乾かして完成!

この方法で、木綿や麻のほかレーヨンやナイロン、シルクもウールも染まります。

 

ただの種が、ある日芽を出して、大きくなって、

夏には、こんな綺麗な水色に染まるなんて!

この暑さも、まんざらではありませんね。

7月の藍

今朝の雨、

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もう少し、降ってほしかったなぁ。。

仕事部屋の窓から、こんな景色を見ています。

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花より団子。今年は朝顔からゴーヤにして、おいしい緑のカーテンを目指しています。

こちらは

家の南側のテラス。

プランターの藍が伸びに伸びてます。

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そろそろ染め頃。一番刈りの時期です。

初めて種を蒔いた皆さんは、この成長ぶりに驚かれていることでしょう。

もう、染めている方もいらっしゃるかもしれません。

この夏はレッスンをお休みしていますので、

質問などありましたら、いつでもご連絡ください。

 

1つのプランター(40×20cm)から、だいたい100〜300gの葉が採れます。

スカーフなら1〜2枚染められる葉の量です。

その葉っぱの青汁に5〜15分浸すだけ

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シルクやウール、ナイロンがこんな水色に染まります。

青汁の作り方も簡単。

生葉染め0

染めたいものの2〜5倍の葉っぱと、

染めたいものがゆったりと泳ぐ量の、水を用意。

生葉染め1  生葉染め2

ミキサーに葉、水を入れてガーガーとジュースに。 洗濯ネットで濾したら、出来上がりです。

何回かに分けて、必要な青汁を作ります。

ミキサーがない方は、手でちぎった葉を洗濯ネットに入れて、水の中でギュギュと体重をかけながら30分揉み出します。 これがけっこう大変!

でも、みんなでやったら楽しいかも・・

まずは、火も薬も使わない、シンプルな「生葉染め」をお試しください。

そうそう

刈り取った後は、お礼肥をあげましょう。

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ゆっくりと効く、緩効性のものがいいですね。

夏に負けないよう、自分にも追肥をあげましょうかね。。。

コレクション

浜辺のウォーキング、まだ続けています。

砂浜で、つい探してしまうのが、

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流木と、貝殻、それにビーチグラス。

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数年前と比べると少なくなりましたが、半年でこれくらい拾います。

ガラスは茶色やグリーンが多いので、キラッとしたブルーをみつけるのは特別な日です。

子供の頃から集めている貝殻や、珊瑚

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ときどき、こんな風にして眺めています。

空き箱で水族館作り、なんて、しませんでしたか?  幼い頃(私にもありました)が、懐かしいです。

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貝の形をした石鹸も、自然に増えてきました。

藍の生葉で染めたリボンに結び変えて、夏向きにしてみました。

まさか!

昨日のブログに、よく庭に来る、鳥の写真を載せたかったのですが・・・

どうしても、うまく撮れません。

ところが、夕方。

私に一目散に寄ってきたスズメが、一羽。

スズメ00 スズメ03

私のパンですよ~~ と、言っても逃ない

可愛いね〜って iphoneを向けても、逃げない

飛び立っては、また戻って来る

スズメ02

連れて帰りたいほど、協力的なスズメさんでした〜。

犬のエルが鳥になって、天国から舞い戻ってきたのかしら?

藍の干し葉作り

昨夜の雨、久しぶりでしたね。

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梅雨明け?と、勘違いしそうな連日の晴天を生かして

昨日、畑の藍で ”干し葉藍作り” をしました。

今年こそ!の方、参考にしてください。短時間で乾燥させるのがポイントです。

 

早起きをして、6時半には母の家に着きました。

野菜たっぷりの朝ごはんを共にして、7時過ぎ収穫スタート。

畑の一番藍01

ボーダー状に植えてあるのが藍です(今年も母に感謝!)

畑の一番藍00 畑の一番藍02

根元から、5〜10cmくらい上のところから刈り取ります(私の仕事)

干し葉作り02

すぐ水洗いして、シャッシャッと水を切ります(私の仕事)

茎から葉を取ります(母の仕事)

干し葉作り03

葉を広げ、手で揉み、日に当てます(私の仕事)

揉むことで葉が傷つき、乾燥を早め、葉の中の色素が強まり、良い染め色を出す効果があります。

シートやゴザに広げて乾かす人もいます。

干し葉作り04

炎天下で、ときどき葉を返して、均等に日に当てます。

葉にインディゴが含まれているんだなぁ。って、わかりますね

干し葉作り05

3時間ほどでカラカラに乾きました。

出来上がった干し葉藍は420g 。ということは、約2,5kgの生葉を乾かした計算。

ランチまでに終わらせましょう。を目標に、連携プレーで頑張りました。

 

これ何?

ペパーミント01

と言うくらい伸びすぎたミント。これも刈り取って干しました。

完全には乾きませんでしたけど、、

車の中は、ペパーミントの香りに溢れ、爽やかな帰り道でした。

92歳になる母と、こんなことができて幸せ。

6月の藍

梅雨らしいお天気がやってきましたね。

今日は昼間が一番長い日、夏至だそうです。

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初めて藍の種を蒔いた方から、

この先、どうなるの? の写メをいただきました。

ので、我が家の、今朝の藍をごらんください。

4月8日に蒔いた種。発芽から約2ヶ月です。

6月21日の藍00

植え替えが遅くなりましたが、、新しいプランターにも慣れてくれています。

6月21日の藍01 6月21日の藍02

染められる葉のサイズになるまで、あと1ヶ月。というところでしょうか。

では、この先どうするの? と、いうことですが

昨年、7月中旬の写真をごらんください。

染め頃の藍00

草丈が40〜45cm、大きい葉が10〜12cm このくらい成長したら染め頃<一番藍>です。

土から10cmくらい上から刈り取り、茎と葉に分け、葉だけを使ってブルーに染めます。

茎はハーブ染/鉄でグレーに染まります。

フレッシュな葉を使ってブルーに染める方法(生葉染め)は、ブログ・2013年7月14日のアーカイブをごらんください。火を使わずに染められる、夏ならではの涼しげな染めです。

葉っぱを石で叩いて模様をつける(叩き染め)は、夏休みの子供達にはピッタリ。

葉を乾燥させて保存しておくと、いつでも藍染めできます(干し葉染め)

刈り取った藍は、また成長して、

1ヶ月後の8月にはもう一度染めることができます<二番藍>

うまくいけば、さらに1ヶ月後の9〜10月に染めることができます<三番藍>、もしくは、白い花を咲かせ、10月下旬には種になります。

ざっとですが、藍のゆくえ。

毎年、こんな事を繰り返して、私、暮らしています。

植物がこんなにも楽しませてくれるなんて、ありえませんね。

6月の庭から

やらなくてはならない事がいっぱい! と言いながら

庭に出ては、ハーブや木々の剪定をしています。

バラの枝も短くカットしました。

最後の1本と思うと

6月の庭01

寂しくて

6月の庭02

今日は、庭の花たちと一緒に生けてあげました。

茂ってきたレモンバーム

6月の庭03

染める時間がないので、一応カットして、乾かしています。

ペンキ塗りもしています。

6月の庭04 6月の庭05

梅雨入り前の晴れ間、大切に過ごしたいですね。

手づくり満載週間

心地よいお天気に誘われて

5月にご案内した “トルコのオヤ&アクセサリー展” に行ってきました。

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場所は ”Gallery t”  浅草橋駅東口徒歩3分くらい。

ご挨拶だけ、のつもりでしたのに、、ビーズのキラキラ感が🌟 たっぷりで

あまりの美しさに、、また作りたくなってしまいました。

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72ページのネックレス『樹氷』  今、編んでいます。

おもしろそうでしょう?

7月2日まで開催しています。ぜひお出かけください。

詳しくはこちらのブログへ

さて

編み物やソーイングに使う道具も年々進化し続けているんですね。

手芸用品メーカー🍀クロバーさんの新製品の展示会も訪ねました。

説明されると、なるほど便利そうで欲しいものばかり。手芸キットもいろいろ。

おみやげに、布などでパーツをくるみ、パチッと指ではめ込むブローチセットをいただきました。

海で拾ったビーチグラスで

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私もお気に入りを作ろうかなぁ。。。

などと、夜の電車の中で妄想が広がります。

翌朝、今朝です。

雨戸を開けると、

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ひえーっ!出来てる〜 夫の手づくりプランター。

どうしたもんじゃろの〜

庭仕事か?  手仕事か?  することいっぱい。。。

ヨモギの緑染め

庭にいると、つい、時間を忘れてしまいます。

5月の庭02 5月の庭01

そろそろ、梅雨入りでしょうか?  バラが終わりかけています。

切り戻した枝や葉を使って、染めものができる季節。

これからの時期にぴったりな『緑染め』をしました。

先に、出来上がりをご覧ください。

緑染め20

ヨモギの葉を、スカーフの5倍量(100g) 使いました。

白いシルクコットンのスカーフは、先に銅媒染しておきます。

緑染め02

1、ヨモギは細かく切って、隠れるくらいの水で30分煮出し、黄色味を追い出します。

濾して、もう1回繰り返します。

ハーブ染めなら、この煮出し液でアルミで黄色。鉄でグレーに染めますが、今回は捨てて

濾しかすのような、ヨモギ葉👇を使います。

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2、水1Lに対して炭酸カリウム1gを溶かして、アルカリ水を作り、その中で30分煮出し、濾します。2回繰り返して、スカーフが泳ぐ量の染め液を作ります(液が緑色になっていれば染まります)

3、80%酢酸1に対して水7の割合で薄めた、酢水を作り

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染め液に少しずつ加え

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PH試験紙で様子を見ながら、6,5〜7になるよう調整します。

火にかけて温めて、銅媒染したスカーフを入れて

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80℃になったら火を止めます。30分Keep。

その間よくかき混ぜます。

その後、水洗い⇨脱水⇨酸払い⇨水洗い⇨脱水⇨乾燥

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緑色に染まるのは、ヨモギ(キク科)の他、銅媒染で淡緑に染まる植物が目安になります。

色素をアルカリ抽出して、酸で中和させてから染めるという方法です。

なんか、紅花染めを思い出します。。

ご要望があったのに、レッスンできなくてごめんなさ〜い。

またの機会を楽しみにしています。

藍の種の心配ごと

4月の終わりに近い頃

「種を蒔くにはもう遅いでしょうか~?」と

千葉県の幼稚園の先生からお便りをいただきました。

今年は暖冬でしたので、不安もありましたけど。。うれしくて種をお送りしました。

大丈夫かしら?  私もテストで蒔いてみました。

蒔き後30日03

発芽が遅くて心配しましたけど、、👆今日の藍です。

草丈2,5〜3cm。芽を出した種はいつもより少なめですが、染めには十分な量。

草丈5cmを超えてプランターが窮屈になったら、大きめのプランターか庭に植え替えすると、急に成長しますので、梅雨が楽しみ。 7月の中旬〜下旬には一回目の染めものができると思います。

と、言ってもこれからのお天気しだい、、、

同じように遅蒔きの方がいましたら、ひとまずご安心を!

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