若い頃、ランジェリーのデザインもしていたこともあって、今も、繊細なレースの美しさにとても惹かれます。
ビスクドールがご趣味のFさんから、レースギルドジャパン主催 “糸あそび〜ボビンレース〜” のご案内をいただき、行ってきました。
「テーマは家紋です」の添え書きに、ん? ? ヨーロッパの手仕事のはずなのに、と、友達とわくわく。
写真はありませんが・・・ボビンレースの技法で、みごとに日本の家紋を織り上げたモチーフの数々。はかなげなレースと、伝統デザインの美しさをあらためて感じ、Fさんの家紋にご挨拶しました。
世界中にレース愛好家のグループはあるんですね。人の手でつくれるものなの? と、ため息のでるような、素晴しい英国のレース模様や、やってみたくなるような体験コーナーに、皆さん釘付けでした。27日まで開催しています。ぜひ! 場所は、川崎市中原・市民ギャラリー1F JR武蔵小杉駅近くです。
余談ですが・・・写真奥のように、ボビンと呼ばれる糸巻きに糸をまき、左右に交差させ、ピンで固定しながら模様を作っていきます。複雑に見える模様でも織り方はたった3種類だそう。専門家はボビンの形で国が判るようですよ。そういえば、フェルメールやヨーロッパ中世の絵画に、こんな手仕事風景が描かれていました。
ベルギーのフランドル地方はイタリア・ヴェネチアと並んでレースのメッカ。メッヘレンレースといわれるボビンレースに出会ったときは、倒れるくらい繊細で、、熟練の技に目が点。でした。
「糸の宝石」と言われるアンティークレースは高嶺の花。なので、この小さなペンダントと古いレース・数本が、私の唯一の宝物。
どこの村でどんな人が織ったのかしら?と想像するだけで、心が旅立ちます。
母と旅した4年前を思い出して、出してみました。