ボンドでグラニーバック

新刊 『えっ!ボンドでバックが作れるの?』が 届いて、一週間。

ページをめくるたび、みんな頑張ったわね!と 肩をたたきたくなるのが、HOW TOページ。

何人もの人が関わり、何回も試作をしました。

なんたって、ボンドでバックを作るんですから、画期的。サンプルやレイアウトの確認メールが行ったり、来たり。

「これは↓↓、私も作ってみたいかもです。。」

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私の作り方原稿に、CRKのクマさんから、うれしいメッセージ。

調子にのって、、、

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こんどは、大きめサイズをつくってみました。

簡単なのに、かんたんそうに見えないところが、ボンドの魔法かしら?

新開発の布ボンド   ”ボンド 裁縫上手”  の、強度はミシン縫いの1,5倍。

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まずは、付録のエコバックから作ってみましょう。

洗濯もOKです。

モノづくりの幅って、こうして広がっていくのですね。

えっ!ボンドでバックが作れるの?!

縫ったほうが早いでしょ。

3月にCRKデザインを訪ねるまで、そう思っていた私でした。

ところが、みんなで工夫すると、糸・針やミシンを使わなくても、ボンドでかんたんにできる、超ステキなバックのアイデアがつぎつぎ。

25種類のデザイン・合計49アイテムがぎゅーっと詰まった一冊。 できました!

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7月29日。ブティック社より発売。

辞書のような厚みは、特別付録付きだから。

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箱の中には、 切って折って貼るだけで、2時間でつくれるCRKdesignオリジナルプリントのエコバック・キットが入っています。

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微力ながら、私はフェミニンなページを担当。かねがね憧れていた、ティルダのプリントや、リバティプリントを  ”ボンド一つでバック” を作るという、おもしろさを味わいました。

ミシンが苦手な方や、手作りビギナーさんだけでなく、バックがすぐ欲しい方におすすめします。

購入についてのお問い合わせは、

03−3234−2081(ブティツク社・販売部)へ。

話のたね

染めレッスンに参加してくださる方は、毎回、顔ぶれがちがいます。

キラリと光る趣味や仕事を持つ方も多く、私の知らない世界を知る、きっかけになったりもしています。

KIさんはお人形の洋服を作る作家さん。ビスクドールとはまた違った、人形の世界があるらしいんです。。。”話の種に”  ぜひ!という母と、浅草・都立産業貿易センター「I♥Doll 」展へ行ってきました。

たった一日。それも4時間のマーケットとあって、開始前からすごい人の列!  ようやく入れた会場は、手作りのお人形やグッズのディーラーさん達で構成された、たくさんのブース。  じぇじぇ~。

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ご主人手作りの↑↑アンティーク風のクロゼットで出展したKIさんのブースも、たいへんな賑わいでした。

5人目のひ孫の誕生を目前にした母は、若い作家さんと意気投合。

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こんな可愛いミニチュアドールとクリップのセットをいくつか購入。作家さんも嬉しかったのでしょう。おまけのほうが多くて、、、母にとっていい話の種。

熱気に溢れた会場を出ると、スカイツリーはすぐそこに見えます。

えっ、お母さん。いくら ”話の種に・・” と言っても、歩くのはむり無理!

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「とうきょうスカイツリー駅」まで、電車で3分よ。

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わ~っ、この大きさは見てみないとわからないわねぇ。来てよかったわ! と 大喜びの母。

天望デッキまでのチケットを買うのに60分待ち。エレベーターに乗るのにまた30分待ちみたい。どうする?

話の種になりそうだけど。。。諦めましょ。

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そのかわり、話の種に一番高いところ(31階) で、ランチね!

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話の種に、ちょっと贅沢しましょ!

な~んて、何でも”話の種に”したがる行動的な母は、89歳になったばかり。

きょうは、私が母を  ”話の種に”してみました。

特集・藍の生葉染めレッスン

藍は人をつなぎますね。

ホームページでご案内した土・日の『藍の生葉染め教室』は、結局、一週間行っていて、母が育てた、畑の藍が大活躍でした。

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皆さんの作品。一部ですが、、紹介します。参考にしてみてください。

original写真8175   布バックの5倍量を使って染めた方

残液でガーゼの大判ストールも染めました。これでプランター2個分の藍です。 生葉で染まる色はこんな水色から青色の範囲です。

original1868 同量の葉を使うと、やさしい水色。

なぜか、この柿渋染めが格子になったレーヨンスカーフが人気で、ほとんどの方が染めました。

original写真8182 同じスカーフでも葉の使用量で、こんなに色の差が、、

生育状態にもよりますが、ブルーグリーンは1,5倍。深いブルーは3倍量。

染め色は、浸す時間にも関係します。かといって、長く浸し過ぎると色が戻ってしまうので、1時間以内で染め上げましょう。

輪ゴムで絞って、オリジナル模様にすると楽しさが増します。

輪ゴムを外して、はじけるようにハート柄が表れたときは、大歓声!でした。

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さて、

How to Dyeing

1、葉と水をくわえてミキサーにかけ、青汁をつくります(何回かくり返す)

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この青汁の中に浸すだけで、シルク・ウール・ナイロンが染まります。

けれど、綿・麻・レーヨンは染まりません。

そこで、 <コットンや麻・レーヨンを染める方法>です。

まず、1で作った青汁をアルカリ性にします。

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青汁に、ソーダ灰を入れ、暗い色に変化するのを見ながら、もうこれ以上変わらない状態になるまで 少しずつ加える( 青汁1Lにつき2,5g くらい)

次に、還元剤を入れます。

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ハイドロサルファイトコンク(青汁1Lにつき5gくらい)を入れてよく混ぜ、  ラップで蓋。

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待つこと30分 → → →     透明感のある緑になったら染め頃↑↑です。

*スカーフは、あらかじめ水に浸けてよく濡らしておきます。

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スカーフを入れて5〜10分浸す→絞る→はためかすように広げて空気を通す (空気で酸化)

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染め液に戻して5〜10分浸す →絞って→ 広げて→ 10〜20分干す(好みの色になるまで繰り返す)

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流水ですすぎ洗い(水中で酸化)       脱水して、風通しのよいところに干します。

*すすぎの途中、1Lにつき茶匙1杯の食酢を入れた水に5分ほど浸すと、冴えた色になります。

ふーっ。。。カットが多くて、、、

『ハーブ染めの贈り物』18ページの中で、解説文だけにしてしまった訳が、ようやくよみがえってきました。

やってみると簡単です!  夏ならではの染めをどうぞお楽しみください。

今日は海の日なので、

おまけ。

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レッスンがはじまる前のキッチンです。朝の日差しが眩しくて、、、

これ?  ニューカレドニアへ撮影に行った夫のおみやげ。

天国にいちばん近い島に住む人が染めたインディゴのパレオは、ラグーンが広がるおおらかな海の色です。

藍熊さんのスカーフ

母の畑の藍は、ぐっと枝を広げて順調に育っているようです。

藍って不思議ですね。生葉のジュースに浸しておくだけで、シルクやウール、ナイロンが水色に染まるのに、木綿や、麻・和紙・レーヨンは染まらないのですから。。。

ところが、生葉ジュースを還元させたアルカリ性にするとコットンなども染まるんです。

7月の『藍の生葉染め教室』ではそんな体験もしてほしい、と思っています。

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先日、浅草の藍熊染料店を訪れました。

藍熊さんは、水に溶かすだけで藍染めができる”大和藍”を開発した、江戸時代から続く歴史ある会社。染料の他、染めにまつわる材料や道具を、巾広く扱っています。

開業当時は「越中屋」という漢方薬のお店だったそうですよ。藍が胃薬や解毒に使われていたことがわかりますね。

著書『ハーブ染めの贈り物』では、スカーフや媒染剤を提供していただき、染め方原稿のチェックまでしていただいたご縁があります。

なつかしくて、近くを歩いてみました。

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駒形橋から眺める景色がずいぶん変わりましたけど、下町の情緒にふれて、なんだかほっとしました。

藍熊さんの夏のスカーフです。

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(左)綿100%薄手大判ガーゼストール size 53×185cm

(右)麻混レーヨン.スラブストール size 50×160cm

価格は共に 一枚 ¥700(税別)

『藍の生葉染め教室』でスカイツリーの向こうに広がる”空色”に染めてみませんか?

<注>

2015年5月現在、ストールの価格が変わって¥800(税別)です。

6月のハーブ染めレッスン

先週の『ハーブ染めレッスン』は、霧雨が降ったり止んだりイギリス風。

朝摘みハーブをたっぷり使って、生徒さん2名と優雅な香りの一日を過しました。

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レモンバームが240g

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タイムが220g

染めるエコバックの重さが約50g。いつもは2倍量くらいのハーブを使って染めますけど、今回は約4倍量。

さて、どんな色に染まるのかしら? 楽しみです。

まず、キッチン鋏でハーブを細かく刻みます。

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水切りゴミ袋にハーブを入れて、袋が浸るほどの水でコトコト煮込んで染め液を作り、手が入れられる温度に冷まします(ハーブは絞って袋ごと捨てる)

その間に、↓エコバックに絞り模様をつけ、水に浸して濡らしておきます。

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焼きみょうばん3g弱を少量の熱湯で溶いて、染め液に加え、エコバックを入れて馴染ませたあと、火にかけて沸騰したら10分煮込み、時々かき混ぜながら、手が入れられる温度になるまで自然に冷まします。

あとは、絞りをほどいて流水でよくすすぎ洗い。乾燥。という手順。

今回は「媒染を変えるとどんな色になるのでしょう」と、いうことで、持ち手の部分に注目!

鉄媒染の水の中でゆらゆら20分・・・

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(左)タイム・Sさん作 (右)レモンバーム・Aさん作

色のにじみ具合がいいで~す。と、配色したエコバック”に感激。

なのに、、すっかり日が暮れて、、きれいに撮れなくてごめんなさ~い。

あくる日。

世界にたった一つのエコバックが乾きました。鮮やかな黄色にびっくりでした!!のメールに、ひと安心。。。

今、庭はまさしく染め頃です。

分量にとらわれず、みなさんも試してみてください。

染料は庭から

蒸し暑い夏がやってきました。

先週のまとまった雨で、ほっとしたような今朝の庭です。

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これから、どんどん茂って、小さな庭は狭いだけに大変なことに・・・

そんなこともあって、

今週は、茂り過ぎたフレッシュハーブを使って『ハーブ染め』のレッスンをいたします。

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染めるものは、まち付きのエコバック。 ハーブを煮ているあいだに簡単な絞り模様をつけます。

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まとめて、今日は、染まりやすくする精錬作業をしました。

興味がありましたら、ご参加くださ~い。

藍の成長、言い訳です。

気がつくとバラが終わって、6月。

藍の生葉染めレッスンへのお問い合わせ、ありがとうございました。

確かに、3週間もブログが途絶えていると、もしかして老犬のエルに何か起こったのでは?と、思われるかもしれませんね。

大丈夫! 介護は続いてますけど、好きな仕事ができるって、うれしいこと。

詳しくは言えませんけど・・・

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こんな素敵なプリントたちに囲まれて、締め切りと闘っていました。

さて、本題です。

4月16日に蒔いた藍です。

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梅雨入りした途端  (雨が降らないのに・・)大きくなって15cm前後。

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テストで、5月10日に蒔いた↑↑藍の背丈は 約10cm。

どちらも、大きいプランターに植え替えたほうがよさそうです。

あさって、横浜の母の庭に行ってきます。畑の藍はどうでしょう?

それから、レッスンの日取りを決めたいと思います。

バラの季節に

早起きして、午前中、ずっと庭にいました。

狭くても、摘みたての花を家に飾ったり、人にちょこっと花を贈ることができる庭があるって、いいなぁ。って、

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あれこれ花を組み合わせながら、ささやかな幸せにひたっていました。

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ふくいくとした香りと形を楽しんだあとのバラ、皆さんならどうします?

剪定して、ゴミ袋に入れて捨てる。でしょう?

そんな捨てる枝や葉で、染めてみませんか?

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手作りのシルクコサージュ↑↑   バラ色に染まるの?と思いきや、アースカラーです。

ピンクに染めたいのなら深紅の花びらで、お酢の力を借りた”花びら染め”はいかがでしょう。

original写真8191 もういちど、『キッチン染めを楽しむ12か月』30ページと33ページをご覧ください。    染め方と作り方がわかり易く、載っています。

そう言う私も、久しぶりに開いて、

あらためてCRKdesignのブックデザインの美しさに感激したところ。。。

新玉ねぎ

新玉ねぎは、早春からお店に並んでいましたが、こちらは今が旬。

畑を歩くと、玉ねぎが葉っぱごとパタパタと倒れ、土の上にゴロンところがっています。 収穫のサインだそうです。

そのお裾分けが、先日、我が家にも届きました。

留守をしてましたけど、この↓イラストで、送り主がすぐ判明!

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可愛いいでしょう?  犬の飼い主同士、こんなほほ笑ましいおつきあいが楽しいです。

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ベランダの野菜と一緒に、新物ならではのみずみずしさを、毎日味わっています。

しばらくの間、

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ワゴンの下の ”皮集め” はお休み。

今日はまとめて、段ボール箱にしまいました。

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