秋の彩りに緑染め

10月半ばから、ようやく穏やかな秋晴れが続いて、

ほぼ毎日、庭仕事に没頭しておりました。

最低気温12℃、最高気温19℃と、過ごしやすい日々です。

一段落したせいか、秋色を求めてどこか遠くに飛んで行きたい気分。。。

今年こそ、奈良の”正倉院展”に!と思っていたらコロナでしょう、、まごまごしているうちに最終日

なので、、、

晴れた日は、近くの里山をハイキングしています。

来た道を振り返ると、遠くに山々が広がって、それだけでも開放感でいっぱいになります。

どこを歩いても、今はセイタカアワダチソウの黄色が目につきます。

厄介者というイメージの別名アキノキリンソウですが

北アメリカの外来種で じつは使える薬草。花が蕾のうちに葉付きで乾燥させて、浴用ハーブとして使うとデトックス効果があるそうです(来年やってみますね)

しかし、花粉症の原因となるブタクサに似ていることから、アレルギーをひきおこすのではないかと誤解され、残念なことになっています。

何年か前の夏、刈り取った緑葉で染めたことがあります。

染めに詳しい人はうなずけると思いますが、緑葉で草木染めをしても緑色に染まる植物は少ないものです。ところが・・・背高泡立草は違いました。

ミョウバン媒染でクリーム色、銅媒染で微妙な緑

銅媒染で緑色に染まれば 「緑染め」ができる可能性があるので、スカーフを染めてみました。

虫干しのつもりで、今日はそのスカーフを出してみました。

手前がセイタカアワダチソウ、その奥がヨモギです。

この緑、秋にもいいみたい。。。

緑染めができる植物は、葛や桑が知られていますが、ピーマンやゴーヤの茎や葉、人参やパセリの葉など、身近な野菜でも染まりますし、アザミは全草使えます。

私の先生は、真冬にユズ、夏みかんなどの柑橘類で、庭のツゲでも染めることができたと言います。ただしフラボノールが含まれる葉だけを使用。。おもしろいですね。

染めてみたい方は、2016年5月のブログアーカイブスをご覧ください。ヨモギで緑染めをしています。

* *

早朝5kmのウォーキング、飽きずに頑張っています。

夏、日陰を与えてくれた桜並木は

すっかり 冬の準備。

空気が澄んでいるせいか、海も空もきれいに見えます。

帰りに市五郎丸さんの船に寄ったら、

ここのところ潮がきれいじゃないから、しらすがあがらなくて、、と

刺し網で獲った魚を見せてくれました。

ホウボウと舌平目、まだ泳いでいます。

フレンチシェフなら全部 買っていくでしょうけど

我が家は舌平目2匹。

よく見ると、目が寄り目でかわいくて、かわいそうで、さばけない、、

結局、今日も夫にウロコ取りから、何から何までやってもらいました。

新鮮だから全く魚臭くないの

フライパンからはみ出す大きさで、焼くのに苦労しましたけど

ニンニクとオリーブオイル、バター、庭のタイムでプロバンス風に

新米で作ったガーリックライスを添えて、

いただきま〜す。

こんな秋の贅沢 ないでしょうね。

露の朝

秋雨前線と台風の影響で、三日間よく降りました。

その上、11月の寒さと強風。

何事もなく、朝からパーっと晴れるとうれしいですね。

慌ててクローゼットの中の夏物を冬物に入れ替えたところです。

今朝は暖かくて22℃。久しぶりに歩きました。

風がなく絵のように止まった散歩道。

朝日を浴びた朝露が ハッとする美しさでした。

思わず立ち止まって・・・

雫が消えてしまわないうちに、シャッター!

広い畑の中に ぽっと浮かぶ小さな菜園も・・・

私だけが見た 一瞬の輝きです。

さーて!家に帰ると、庭には藍の白い花。

ふっくらと、そして、茶色がかった花穂もちらほら・・・

向こうに見える黄色い花は、ワイルドルッコラです。

カラミンサのピンク、メドウセージの紫、チェリーセージの赤、アスターの白い花も咲いています。

そろそろ、秋の庭仕事 始めましょうか

一人うなずく、私でした。

藍の花

どこからか風にのって、金木犀の香り・・・

10月の声を聞くとすっかり秋ですね。

庭の藍も草丈を伸ばし、白い花を咲かせて風に揺れています。

我が家の藍はタデアイです。

小さい粒々が連なる花穂をよ〜く見ると

清楚でかわいい。。。この一つ一つの花の中にタネをつけるのですから、不思議な生命力。

いつもと同じように水やりを続けても、秋が深まれば、自然に花も葉も枯れはじめます。

粒々からのぞくタネの頭が茶色く目立ってきたら、刈り取りの頃。

あと1ヶ月ですかね。

そんな季節が来るまで、見守ってあげましょう。

秋だ!新鮮!生しらす

8月から始めた 早朝5kmのウォーキング。 まじめに続けています。

iphon持ってお気に入りの音楽を聴きながら

川沿いの桜並木を抜けて、くねくねと畑道を歩いてゴルフ場・・・

必ず2ヶ所、海に降りて眺めるのがマイブームです。

最近、挨拶を交わすようになったのは

地引網漁をしている市五郎丸の皆さん。

今日は何が獲れたんですか?ってバケツを覗き込むと

「持っていくか?」って ビニール袋へ。

ピンピンした小鯵を入れてくれました。

やったー! ウォーキングどころではありません。

帰って、さっそく冷水で洗って

小麦粉をまぶして、唐揚げ。

根気よく2度揚げしてカリッと。 最高に美味しかったです。

残りは、唐辛子を効かせた甘酢に浸してマリネに・・・

庭のディルが香りづけに役立ちました。

さすがにバッタも、ディルの葉には穴が開けられなかったようです(笑)

その後の海は、

台風の影響で 何日も不漁続き・・・

でも、今朝は違う! カモメが集まっています。

なんと、待望の秋しらすが獲れていました!

すでにパックしている最中で、真っ先に買えました。

しらすは一年中獲れますが、秋は適度に脂がのって 一番美味しいそうです。

生しらすは鮮度も旨味のうちだよ!と自慢げ。

わくわくして

帰るが早く、冷水に放してさっと洗い、水気を切って冷蔵庫へ。

半分は熱湯で1分茹でて、素早くザルに広げて水分を蒸発させ、釜揚げシラスにしました。

すし飯を作って

お昼はしらすの二種盛り丼に。

プリっとした生しらす、ふわっつとした釜揚げしらすが絶妙のコンビです。

釜揚げしらすの残りは、天日干しに。

久しぶりの日差しが、なんだか ありがたく幸せに感じました。

* *

調べてみると、100gのしらすで、500mgのカルシュウムが摂取できるそうです。

成人に必要な1日分のカルシュウム量は500mgですから、

今日は 楽々クリアーです!

私の道具

晴れたり曇ったり不安定な日々。

蒸し暑いけれど、朝晩の空気に少しだけ秋を感じます。

今日は、私のブログによく登場する道具の1つを紹介します。

今どき、こんなものがあるのかしら?

一台でフードプロセッサーとミキサーの機能を持つ、とても便利な調理器。

1980年代後半、家電好きな夫が買ってくれた?

いやー、夫が広告の仕事をしていて パン焼き器と一緒にメーカーさんから頂いた。。そんな記憶が

メーカー名も「ナショナル」パナソニックじゃないところがお宝に近い。。。

右の蓋を上げて、カップをセットするとミキサーになります。

こんなふうに・・・

藍の生葉染めでは、なくてはならない道具です。

このミキサーがなかったら、こんなに長く藍を育てて染めようとは思わなかったことでしょう。

無かったら、、藍の葉をちぎってネットに入れ、水を入れたボウルの中で、ドロドロの青汁になるまで揉み続けなくてはなりません。しかも、水の中で行わなくてはいけないので、ひと苦労です。。。

なので、ミキサーはあと2台持っています。

同じ年代物で、断捨離でSさんとYさんから譲り受けたもの。

当時のミキサーは定格容量が700mlと大きいため、短時間でたくさんの藍の青汁が作れるので、ムラなく染まり 染め色のブルーも綺麗な気がします。

私のレッスンに参加したことのある方は、懐かし〜い!なんて思っていませんか?

話がすっかり飛んでしまいましたが、、

左の蓋を上げると↓↓フードプロセッサーになります。

先日、栗をいただいたので、こちらの機能を使って和菓子を作りました。

 

今年も”茶巾絞り”

18個の栗で8つできました。

まず、栗を茹でて、スプーンで中身をくり抜き、中身の重さの20%量のお砂糖を用意します。

フードプロセッサーに入れ、ひとつまみの塩と、水を少し(50ml)加えて、蓋をしてON!

ポロポロ状態から、しっとりとまとまってきたらOFF

一口大をラップに包み

キュッと口をねじって、出来上がり・・・

栗ご飯も美味しいけど、おやつが手作りだとちょっといい

カッターをプレートに替えると、生クリームやアイスクリームも作れる優れものです。

壊れるまで大切に使っていきたい、私の助手です。

三番藍の季節に

厳しい暑さの9月も 10日も過ぎました。

今日は、ほんの少し楽かなぁ。。。

8月2日に二番刈りをして、約1ヶ月強が経つ、今朝の三番藍です。

最近、葉っぱが細く、ぽちぽち白い花が。。

土を触ってみるとカチンカチンに根が張っています。

染めようと思えば、まだまだ綺麗に染まる藍ですが

今年は、丈夫な種を作ろう! 母がやっていた頃の畑の藍のように・・・

これより↑↑  ふっくらと大きい花にする・・・

そう思い、混み合った苗を間引くことにしました。

この夏の庭はパッとしません。

花が少なく、土がいつもより健康的?ではないです。

長い梅雨と、その後の日照りがいけなかったのかしら?

料理に使いたいハーブはバッタが食べ放題で穴だらけ、、、ガッカリです。

だからなのでしょう。

売れ残った苗が店先に並んでいたりすると、放っておけない

きのうはバジルの苗を1つ。

食べながら増やしていけそうな、希望を60円で買いました。

* *

そういえば、去年の今ごろ。。

町の果樹園イベントで、楽しく並んで梨と葡萄を買いました。

それも、今年はコロナの感染防止策で中止です。

あきらめていたところ

山梨に行った方からお土産!

おかげで、宝石のようなデザートが・・・

今朝も、食卓を飾ってくれました。

藤みのり、甲斐路、秋クイーン、種なしコルビー、シャインマスカット

1つ1つが個性豊かで、どれが好き とは言えない美味しさです。

こんな暑さでも、実りの秋は着々と進んでいるのですね。

カボチャも美味しくなりました。

八月の思い出

暑い暑い8月でした。

今月の「藍の生葉で木綿や麻を染める方法」参考になりましたでしょうか?

7月は第2波コロナウィルスに怯えて、お盆休み過ぎまで Stay Home

ところが、

感染者が増える中 go toトラベルが実施されたりして、、、経済を動かそう、という事でしょう。

そう思い、私もマスクバッチリで電車に乗っています。

予想以上に人出が多く、勇気がいります。

でも、また外出できない日がくるかも。。と、美容院に行き 思い切り短く 髪をカットしました。

頭が軽くなったら、心も羽のように軽〜い

先日は、夫と早起きして箱根の芦ノ湖へ。

ぐんぐん坂を登って、45分のドライブです。

不思議な気配に満ちた 朝の船着場が好きで、昔からよく来ています。

車を置いて

目覚めたばかりの静かな湖畔を歩き

森の木々や野鳥の言葉に耳を澄ます・・・

マスクなしでおいしい空気を吸えるなんて、幸せでした。

2時間もすると、湖は元の賑やかな観光地に戻り、遊覧船が元気に往き来するのを、ゆったりと眺めて楽しみました。

人は自然に戻れる所が必要なのかも知れません。それと、笑顔!

5ヶ月ぶりで母のところへ行ったり、友達と会ったり、何回も横浜へ出かけました。

風通しのいいテラス席でランチ、日陰のベンチを探してひと息。。

長くとどまらず、ひたすら歩く。。など、工夫をして密を避けました。

コロナ禍でなければ味わえない、特別な夏の思い出です。

* *

8月最後の今日の気温は、夕方4時で31℃、 体感温度はなんと37℃!

外に出ると、目まいがしそう。。。

でもね。

散歩の道で、小さな秋を見つけました。

足元に落ち葉、、、

何もかも もう少しの辛抱ですかね。

二番藍で染めて、作りました。

長かった梅雨が、明けたとたんに猛暑!

10日も続いています。

この暑さにマスクは辛いですね。

「1人でいる時間を楽しめる人」で居たいと思います(笑)

 

早く染めて〜っ!と訴えている藍のためでもありましたけど。。。

日帰り温泉や、名刺代わりにいただく白いタオル。

色々と整理していたら、また出てきたので「生葉染め」をしました。

タオルは木綿なので、藍の青汁に浸しただけでは染まりません。

染め方は、この後お伝えしたいと思います。

その前に、この夏作りたかったものをご覧ください。

染めたタオルを5〜6cm幅にカットして、三つ折りにしたテープを作っておきます。

できたテープを3本合わせて、長い三つ編みのロープを作ります。

ここまでしておくと、何にでもなります。

今回は楕円形・・・平らに置いて形作ります。

かぎ針を使ってジグザグに糸を渡しながら、隣同士をはぎ合わせていきます。

渡した糸がどこから見ても見えないように、ぴっちり糸を引くのがコツ。

完成するまで糸を切らずに、糸を足しながら続けます。

終わりの箇所は三つ編みが厚くならないように始末します。

はい、出来ました!

バスマットです (60cm×48cm)

以前に染めたタオルも加えて12枚使いました。

タオル3枚で ↑↑ぞうりも。

シャワーから上がってすぐ履けるスリッパが欲しかったのです。

こんな感じ・・・

タオルの耳も無駄なくコード代わりに鼻緒の中に通したり、鼻緒をすげる紐に使いました。

もちろん、染めたタオルでなくても柄物のタオルなどでも・・・暑さ凌ぎに作ってみてください。

さて、

お待たせいたしました。

「藍の生葉染め」で木綿や麻を染める方法です。

まずは、染める前にぬるま湯に浸して親水性を持たせておきます。

下ろしたての布なら、洗濯をして糊を落としてから

〜 藍の化学建て 〜

木綿や麻、和紙などは還元させたアルカリ性の藍染め液でしかその色を吸収しないので

生葉と水の他、2つの助剤を用意します。

アルカリ剤:ソーダ灰

還元剤:ハイドロサルファイト

使用量は、私のレッスンでの量です。ph値が10,8〜11になれば染まります。

<手順>

⓵ 生葉と水をミキサーにかけ青汁を作る。

⓶ 青汁1ℓにつきソーダ灰 2,5gを入れる

例えば、青汁が3ℓならソーダ灰7,5g

⓷ 混ぜ合わせます。

液がだんだん暗い色に変化していきます。これ以上暗くならないと感じたら

⓸ ハイドロ(青汁1ℓにつき5g)を加える。

⓹ 30分待ちます。

透明感のある緑色に変化したら染められます。

⓺ 空気を入れないように静かに布を入れ、水面から出ないよう注意して、水面下で布を動かしながら10分ほど揉む。淡い色に染めたければ1~2分。好みの色になったら引き上げて絞ります。

写真がなくて残念ですが、布を広げて初めは黄緑色、空気に触れてどんどん水色に変化します。

30分以内なら、手際よく行えば何枚でも染めることができます。ただし、最後は淡い色です。

⓻ 10分ほど干して、酢水(水1ℓに対して食酢10mlくらい)に5分浸す。

⑧ ⓻を脱水して10分干し、最後に水ですすぎ洗いします。

これで、綺麗な水色が手に入るはずです。

熱中症にお気をつけて、ぜひお試しください。

染めないで、葉っぱを乾燥させて保存する手もあります。

” 乾燥葉(干し葉)染め ”も、2つの助剤を使いますからあると便利です。

せっかく育てた藍です。頑張ってください😀

ヤマユリを観に

あれから、雨が降らない日が一日もないほどです。

海の日、スポーツの日と続いて、土・日で4連休でした。

雨の合間に、ちょこっと散歩を楽しみました。

ねえ、ねえ、あの白いもの 何かしら?

春は桜の名所となっている、テニスコートの公園。

近寄ってみると・・・

ヤマユリでした。 そうよ!ここは百合ヶ丘だもの。。。

友人がこの地区に家を建てたとき、町からヤマユリの苗がプレゼントされたとか・・・

その子どもたちが通っていた小学校のイベント会場まで足を伸ばしてみました。

ヤマユリは、神奈川県の県花。

優美な花姿、最高にきれいでした

グランドから登る 雨上がりの「友情の山」

カサブランカに似た香りが立ち込めて、群生して咲いているのかと思っていたら、ひっそり。。。

ヤマユリの本当の姿なのですね。

子どもたちと地域の人たちのお世話で、その数300株。毎年少しずつ増えているそうです。

また来年!

この橋を渡って、小学校を訪れてみたいです。

* *

梅雨明けは8月に入ってからとか?  もう少しの辛抱ですね。

湿度95%・・・すごーい!

乾燥剤がお餅のように膨れちゃうわけです。

どう言うわけか、ベランダのバラが次々咲いています。

二番咲き。と言うのでしょうか

それも、2人のプリンセス。

こちらは、プリンセス・アン

優雅な香りが、英国アン王女の魅力をたたえています。

こちらは、プリンセス・ミチコ

控えめな香りが上皇后美智子さまの名にふさわしい気がします。

結局のところ

自分の庭の話になってしまいました(苦笑、、)

夏のクラフトウィーク for キッズ その2

先週ご案内した「 夏のクラフトウィーク for キッズ」

今朝、「あと4日でーす!」と、C.R.KデザインのCさんから写メが届きました。

私が担当した押し花作品を並べた、春から初夏にかけてのコーナー。

このほか、

ファンタジックな会場の様子をC.R.Kdesignのブログでご覧いただけます。

特に、ツリーハウスから撮影したようなフロア全体の風景写真が清々しくて素敵です。

明日から海の日3連休。まだまだ楽しいことがありそうです。

都内に住んでいたら、毎日のように通いたい。。。

昨年の春はこんな↑↑ことをしてました。

押し花に夢中になって、童心にかえった4か月でした。

あらためて、理論社から届いた『かわいい手芸 春・夏』のページを開いて、

この企画に参加できてよかったなぁ。としみじみ・・・

ほんと、コロナさえなければね〜

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