ブルーの神秘
蒸し暑かった夏ともお別れ。
タマスダレが咲き、藍の小さな花が今にも開きそうです。 けど、まだまだ染まる3番藍です。
どんなに染めても飽きない生葉の優しいブルーですが
最近、インド藍とか、水で溶かすだけの藍など、染め重ねることで濃くしていく、染料店の藍も楽しんでいます。
今週は、藍熊染料店の化学染料で染めるフェルトの講習会に参加してきました。
講師は、フェルト造形作家の若井麗華先生。
テーマは『グラデーションに染める』
1日目は、まずは羊毛選び
どれか一色と、白メリノを交互に積層して
しっかりフェルト化するまで方向を変えて、2400回のローリング。
袋状に整ってくると、グッと希望が湧いてきます。
2日目は、いよいよ ダイアモンドファーストで染色。
この染料は、たった6色で無限の色出しができる優れもので
ほんとは、緑色や紫色を作って思わぬグラデーションを楽しむのがいいのでしょうけど
やっぱり、私はブルー。
藍にこだわらなくてもブルーがいいね!です。
空気の青、水の青、空の青、海の青
フェルメールや北斎の青も、植物の藍とは違うけど、、
どの青も、美しい色彩だからというだけでなく、
絵を描きながら、ブルーの色に癒されていたのではないかしら?