染め日和

からっと晴れた秋分の日、台風で延期した染めレッスンをいたしました。

毎回のことですけど、

どんな方がみえるのかしら?  わくわく、どきどき。

延期になったのに会えるなんて、よほどのご縁にちがいありません。

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ハーブが大好な園芸家のSさん。ソウルで染めレッスンを受けて、染め色の豊かさに魅せられたAさん。

染め色サンプルを前にして、相談しあっているうちに、もうお友達に。 よかった。。。

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ストールはドライの花びらで、エコバックはセージ・ローズマリーの葉と茎で染めるこことに。

ハーブの煮出し液にみょうばんを加えてストールは同浴染め。その後、鉄媒染液の中にストールの端だけ浸して、ゆらゆら。

秋色にしっとり。の予定が、派手になっちゃったかも~~。

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Aさんは↑マリーゴールド。Sさんは↑キバナコスモス。でも意外にステキ!

テーマが『欲ばり染色』でしたから、作業に忙しくて写真がありませんけど、、、SさんはSさんらしく、AさんはAさんらしいエコバックに染め上がって、なんだか不思議でした。

見てみて↓↓  Aさんのバックからのぞいてるスカーフ

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ソウルのお教室で染めたそうですよ。茜(マダー)の色。きれいですね~。

でしたら、今度、紫根 (アルカネット)で染めてみない?

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まだ終わらないうちから、次回のテーマが決まってしまいました。

12月も、うれしい染め日和になりますように!

気まぐれな庭から

昼間は、焼け付くような陽射し。 夜は、どこかなつかしい虫の音。

気の早いハナミズキが、花芽をつけて紅葉し始めました。

そして、この根元に紫陽花が、ひょっこり。

「遅くなって、すみませ~ん。」

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ひえっ! 挿し木をした2年前には、想像していなかった花色。。

我が家はハーブ用の土にしているから、アルカリ性が強かったかな?!

数日たった変身ぶりに、また、びっくり。。

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そうよ!この色。 鎌倉から来た時の色。

あまり良くない花言葉を持つ紫陽花ですが、

こんな時期に咲いたりして、そそっかしくて、可愛いい所もあるんですね。

 

 

9月のハーブ染めレッスン

明日から9月。

ご希望があって、9月16日(月・祝日)10:00〜  ハーブ染めレッスンをいたします。

今回は、自家製ドライハーブを使って、欲ばり染色。

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一日かけて、スカーフとエコバックを秋色に染めます。

今のところ、参加者が1名。体験してみたい方は、この機会にぜひ!

詳しくは、ホームページ <レッスンのご案内>をごらんください。

付録

How to  Dry

茂りすぎたハーブはドライにして保存しておくと、季節を問わず染めにチャレンジできます。

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洗って水をきったハーブを輪ゴムで束ねて、   日陰で外干し。そのあと、室内で(上の写真のように) 乾かします。

花の場合は、

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新聞紙の上で乾かした後、     風通しの良い籠に入れて完全に乾燥させます。

どちらも、小さな虫が潜んでいるかもしれないので、半日〜一日、外に干しておくといいですね。

我が家が香るのは、このお陰かも。

雨上がりの朝

昨夜は涼しくて、雨の音が心地よく、ぐっすりでした。

寒くて目が覚めるなんて、いままでの暑さを思うと贅沢ですね。

ベランダに出ると、朝日が雫にあたっキラキラ・・・

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朝ごはんをつくるのも忘れて、花摘みに夢中になりました。

涼しい贈り物を受け取って、もうしばらく、この暑さを楽しみましょう。

 

Webサイトのトラブル

『どこかの島で、のんび〜りしたいナぁ。。』

と、ちょっと、思っただけなのに、罰が当たりました!!

ホームページの更新中、何をしてしまったのか?   突然、サイトが白紙状態。

『データーが全部消えてますよ!』と聞いたときは、卒倒ものでした。

パソコンの前で、2週間奮闘。

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こうして、復帰できてよかったです。

今日と昨日の『藍の生葉染めのレッスン』にお申し込みの方。本当にごめんなさい。そんな訳もあって中止させていただきました。

エルの夏

丘一面のひまわりを見て来ました。高原のおすそわけで~す。

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私ではありませんよ。

「エルちゃんのお世話、頑張って!」って、はなママさんから。

そこで、久々にエル登場。

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パンツにサスペンダー姿が、板についてきました。

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立ち止まると、倒れてしまうので、歩き続けます (徘徊)

どこに着地するのか?  本人にもわからない(見えない)

最近は、ク~ン(起こして)ウィ~ン(立たせて)が多くなって、激やせしたと言っても25kg。お米5個分、そのたび持ち上げるのは、ちょっと辛くなってきました。

ふ~っ。。やっと寝た。

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かわいい。。。。

保冷剤を首に巻いて、エアコンでスヤスヤ。15回目の夏が越せるかな?

どこへも行けないけれど、こうしてエルがいるって、楽園です。

ボンドでグラニーバック

新刊 『えっ!ボンドでバックが作れるの?』が 届いて、一週間。

ページをめくるたび、みんな頑張ったわね!と 肩をたたきたくなるのが、HOW TOページ。

何人もの人が関わり、何回も試作をしました。

なんたって、ボンドでバックを作るんですから、画期的。サンプルやレイアウトの確認メールが行ったり、来たり。

「これは↓↓、私も作ってみたいかもです。。」

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私の作り方原稿に、CRKのクマさんから、うれしいメッセージ。

調子にのって、、、

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こんどは、大きめサイズをつくってみました。

簡単なのに、かんたんそうに見えないところが、ボンドの魔法かしら?

新開発の布ボンド   ”ボンド 裁縫上手”  の、強度はミシン縫いの1,5倍。

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まずは、付録のエコバックから作ってみましょう。

洗濯もOKです。

モノづくりの幅って、こうして広がっていくのですね。

えっ!ボンドでバックが作れるの?!

縫ったほうが早いでしょ。

3月にCRKデザインを訪ねるまで、そう思っていた私でした。

ところが、みんなで工夫すると、糸・針やミシンを使わなくても、ボンドでかんたんにできる、超ステキなバックのアイデアがつぎつぎ。

25種類のデザイン・合計49アイテムがぎゅーっと詰まった一冊。 できました!

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7月29日。ブティック社より発売。

辞書のような厚みは、特別付録付きだから。

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箱の中には、 切って折って貼るだけで、2時間でつくれるCRKdesignオリジナルプリントのエコバック・キットが入っています。

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微力ながら、私はフェミニンなページを担当。かねがね憧れていた、ティルダのプリントや、リバティプリントを  ”ボンド一つでバック” を作るという、おもしろさを味わいました。

ミシンが苦手な方や、手作りビギナーさんだけでなく、バックがすぐ欲しい方におすすめします。

購入についてのお問い合わせは、

03−3234−2081(ブティツク社・販売部)へ。

話のたね

染めレッスンに参加してくださる方は、毎回、顔ぶれがちがいます。

キラリと光る趣味や仕事を持つ方も多く、私の知らない世界を知る、きっかけになったりもしています。

KIさんはお人形の洋服を作る作家さん。ビスクドールとはまた違った、人形の世界があるらしいんです。。。”話の種に”  ぜひ!という母と、浅草・都立産業貿易センター「I♥Doll 」展へ行ってきました。

たった一日。それも4時間のマーケットとあって、開始前からすごい人の列!  ようやく入れた会場は、手作りのお人形やグッズのディーラーさん達で構成された、たくさんのブース。  じぇじぇ~。

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ご主人手作りの↑↑アンティーク風のクロゼットで出展したKIさんのブースも、たいへんな賑わいでした。

5人目のひ孫の誕生を目前にした母は、若い作家さんと意気投合。

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こんな可愛いミニチュアドールとクリップのセットをいくつか購入。作家さんも嬉しかったのでしょう。おまけのほうが多くて、、、母にとっていい話の種。

熱気に溢れた会場を出ると、スカイツリーはすぐそこに見えます。

えっ、お母さん。いくら ”話の種に・・” と言っても、歩くのはむり無理!

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「とうきょうスカイツリー駅」まで、電車で3分よ。

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わ~っ、この大きさは見てみないとわからないわねぇ。来てよかったわ! と 大喜びの母。

天望デッキまでのチケットを買うのに60分待ち。エレベーターに乗るのにまた30分待ちみたい。どうする?

話の種になりそうだけど。。。諦めましょ。

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そのかわり、話の種に一番高いところ(31階) で、ランチね!

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話の種に、ちょっと贅沢しましょ!

な~んて、何でも”話の種に”したがる行動的な母は、89歳になったばかり。

きょうは、私が母を  ”話の種に”してみました。

特集・藍の生葉染めレッスン

藍は人をつなぎますね。

ホームページでご案内した土・日の『藍の生葉染め教室』は、結局、一週間行っていて、母が育てた、畑の藍が大活躍でした。

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皆さんの作品。一部ですが、、紹介します。参考にしてみてください。

original写真8175   布バックの5倍量を使って染めた方

残液でガーゼの大判ストールも染めました。これでプランター2個分の藍です。 生葉で染まる色はこんな水色から青色の範囲です。

original1868 同量の葉を使うと、やさしい水色。

なぜか、この柿渋染めが格子になったレーヨンスカーフが人気で、ほとんどの方が染めました。

original写真8182 同じスカーフでも葉の使用量で、こんなに色の差が、、

生育状態にもよりますが、ブルーグリーンは1,5倍。深いブルーは3倍量。

染め色は、浸す時間にも関係します。かといって、長く浸し過ぎると色が戻ってしまうので、1時間以内で染め上げましょう。

輪ゴムで絞って、オリジナル模様にすると楽しさが増します。

輪ゴムを外して、はじけるようにハート柄が表れたときは、大歓声!でした。

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さて、

How to Dyeing

1、葉と水をくわえてミキサーにかけ、青汁をつくります(何回かくり返す)

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この青汁の中に浸すだけで、シルク・ウール・ナイロンが染まります。

けれど、綿・麻・レーヨンは染まりません。

そこで、 <コットンや麻・レーヨンを染める方法>です。

まず、1で作った青汁をアルカリ性にします。

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青汁に、ソーダ灰を入れ、暗い色に変化するのを見ながら、もうこれ以上変わらない状態になるまで 少しずつ加える( 青汁1Lにつき2,5g くらい)

次に、還元剤を入れます。

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ハイドロサルファイトコンク(青汁1Lにつき5gくらい)を入れてよく混ぜ、  ラップで蓋。

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待つこと30分 → → →     透明感のある緑になったら染め頃↑↑です。

*スカーフは、あらかじめ水に浸けてよく濡らしておきます。

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スカーフを入れて5〜10分浸す→絞る→はためかすように広げて空気を通す (空気で酸化)

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染め液に戻して5〜10分浸す →絞って→ 広げて→ 10〜20分干す(好みの色になるまで繰り返す)

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流水ですすぎ洗い(水中で酸化)       脱水して、風通しのよいところに干します。

*すすぎの途中、1Lにつき茶匙1杯の食酢を入れた水に5分ほど浸すと、冴えた色になります。

ふーっ。。。カットが多くて、、、

『ハーブ染めの贈り物』18ページの中で、解説文だけにしてしまった訳が、ようやくよみがえってきました。

やってみると簡単です!  夏ならではの染めをどうぞお楽しみください。

今日は海の日なので、

おまけ。

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レッスンがはじまる前のキッチンです。朝の日差しが眩しくて、、、

これ?  ニューカレドニアへ撮影に行った夫のおみやげ。

天国にいちばん近い島に住む人が染めたインディゴのパレオは、ラグーンが広がるおおらかな海の色です。

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